雑草取りのはなし
私たちにとって、農園の仕事で一番大変で気が抜けないのは、ほっとくとどんどん増えてくる雑草を管理することです
雑草って、種類、形、大きさ、根付きの状況など実にさまざまで、根元をつかんで引くと割合簡単に抜けるものもあれば、くもの巣みたいにびたっ〜と地面に張り付いて手ではとてもとてもきれいに取れないものもあります
雑草除去のコツはほっとかず、こまめに小さなうちに取り去ることだと思います、大きくなる前なら比較的楽に作業できますが、自分の膝や腰の高さほど成長して、茎も太くなってくるとヘラなどの道具を使っても手作業ではけっこう骨です
普段は草刈機(刈払機)を使って雑草を刈り取ってますが、金属の刃にするかナイロン製のワイヤーにするかは雑草の大きさや生えている場所などによって変えるようにしてます
刃は比較的太くて硬い茎なんかも楽にカットできるのでおすすめですが、石や鉄筋、鉄パイプなどの障害物が多い圃場だと刃先がかけたり破損しやすく刃が長持ちしないので注意が必要です
そんな時はナイロン製のワイヤーを使う方が絶対に良いと思いますが、回転をあげすぎると時々ブロックや鉄骨など硬い物体に当たってワイヤーが一発で切れてしまう時もあります
ナイロン製のワイヤーは鉄製の刃に比べれば安価ですし、磨耗して使えなくなれば新しいのに取り替えると新品のように使うことができます
いずれにしても刈払機を使うときのコツは、地面の形状、表面の様子、雑草の生え具合や茎や葉の硬さなんかを見ながら、こまめに回転数を変えながら作業するようにすると良いと思います
だいぶ前置きが長くなっちゃいましたけど、今日のブログはヘラを使っての地道な雑草取りと、一度刈払機で刈り取った地面になるべく雑草を生やさせないためのビニール製シートを敷く様子の紹介です
今日の作業を写真で紹介
コンクリートやブロックの通路の間の微妙に細い隙間ってありません?
こういう場所にも雑草は容赦無く生えてきます
刈払機だと砂利の飛び散りが嫌で、時間と手間がかかりますがヘラを使って一つ一つ手作業でとりのぞいています
やわらかい砂地なのでヘラでも問題なく根っこを掘り起こすことができます
こんなふうに綺麗になります
除去した雑草はいったんその場に放置して、後からまとめて掃いて処理するのが便利です
これは、黒いビニールシートを刈り取った後の地面に敷こうとしているところ
キャンプで使うペグのようなものを所々打ちつけて地面に固定していきます
黒いシートは日光を通さないので、下にある雑草の成長を阻んで大きくなるのを防ぐことができます(ビニールシートの欠点は踏むと破れやすいことや強風の時にめくれて飛んでいく場合があります)
スペースに余裕があって、わざわざ刈払機を使うほどでもない量だったらたったまま作業できる長い柄のついた道具を使うと楽ですよ(先にギザギザした刃先の金属がついているので斜め上から雑草の根元に向かって振り下ろしながら取り除くことができます)